仏事のQ&A
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よく伺うご質問をまとめました。
質問内容をクリックすると、答えが御覧いただけます。
お焼香の作法はどうしたらいいの?
答え:
お焼香の作法は、各宗派によって少しずつ異なっているようですが、
おおむね、次の二点がポイントになっています。
すなわち、一つは、つまんだお香をおしいただくかどうかということ。
今ひとつは、お香をくべる回数です。
三回のところもありますし、二回のところもあり、一回もあります。
そんなわけで、自分の宗教の作法を知っていれば、なんでもないことなのに、知らないと案外戸惑ったりぎこちなかったりします。
浄土真宗本願寺派では、「お香はおしいただかない」「回数は一回」です。
(末元 弘然著 「仏事のイロハ」より)
四十九日が3ヶ月にまたがる時は満中陰の法事をしてはいけない?
答え:
お葬式が終わり、遺族の方がお寺にお越しになって、良くお尋ねになることです。
ご近所、親族の中に必ずこのようなことをおっしゃる方がいるらしいです。
四十九日(しじゅうくにち)が3ヶ月にまたがる。
これを語呂合わせにして、始終苦(しじゅうく)が身に付くとなって、いつの間にか法要を三十五日で切り上げるようになってしまっています。
もし、このような迷信俗信を信じるなら、生命終わることすら残されるものにいらない気を使わせることになってしまうので、生命終わる瞬間まで、いつ終わればいいのか考えなくてはいけなくなってしまいますよね。
迷信俗信に惑わされることなく、きちんと満中陰お勤めさせていただきましょう。
(西願精舎 岡山南組組報第1号より)
北向きの位置はいけない?
答え:
ある信徒の方が訪ねてきて「“お仏壇の位置が悪い”と人から言われました。移動させたほうが良いのでしょうか?」と質問されました。
その方の住まいは文化住宅で、二階の和室にお仏壇が安置されています。何度かお参りさせてもらいましたが、とりわけ“悪い場所”という印象はありませんでした。
そのことを尋ねると、「北向きだから」とのこと。
よく「北向きは避けた方がよい」と言われるのは、風通しや、日当たりの具合からで、他に理由はありません。
今日の住宅事情からすれば、“北向き=日陰”とは必ずしもならなくなったようです。
(末元 弘然著 「仏事のイロハ」より)